明日は元服(らしい)


 歌舞伎座 夜の部 2月 3日         

 本年度の節分観劇は・・・  前髪松王のデカサに圧倒されて、他のことほとんど覚えてましぇーん。ばくは〜つ。
 ナマで観るのは初の車引と賀の祝。伝文映像でちらとは見たことあるような気がし なくなくもないけど、ぶっちゃけていえば、じぇんじぇん記憶にありません。派手な 三兄弟が格子柄のこれまたハデハデな衣装で踊って(?)ポーズ決めっ!くらいしか イメージありませんでした。(車引) 賀の祝の方は、これまた、映像ですら見たんだか見てないんだか、ちゅーか、そもそ も賀の祝って放送されたことあんのか。。と。はなはだ頼りなく、記憶もないのでし。
結果・・・ 車引−−− うっひゃ〜〜〜、梅王でけーのでかくないのって、まあ、手足にまで真っ赤な血管浮 き浮き、隈の顔の隈どりもひっじょーに自然です。 縦横斜めどっから見ても梅王丸。團十郎さんをたまさか見るたびに、あのタウリン過 剰のきらきらお目目に、惑わされそになるアタシ。すんばらし〜。対して、控えめほっ そり美少年な桜丸くんも、こりゃ、彼が桜丸でなかったら、どうすんじょ?ってくら いの桜丸ぶり。頼りなげながら、きっぱりと梅アニキとつるんで、時平の車とめてやっ か!と社へ。いつだ?松王の出番はいつだ?3mに成長してるはずの松王吉さまはい つ出てくるんだあ?とはやる気持ちをおさえつつ、杉王丸くんとやらが、出てきて、 あれよあれよと松くんが・・・
でけーーーーーっ!ありゃ、3mどころか、5mはあるね。三兄弟とも 前髪ながら、それぞれに違うすさまじー前髪で、松くんなんて、なんて言ったらい いのかしら、巨人用住宅の瓦ノシたのを両側にびょんと、トップもボンっと。 梅くんもパンキーだけどねぇ。と、ここまで見てきて、ああたたち、今で言うゾク?っすか? (今時、ゾクなんて言わないのか?)梅くんは、5〜6百発くらわせねーと堪忍な らねーとか言ってるし、松くんは、ならば手柄にとめてみよーーーっとか言っちゃっ てあれよあれよと車ばきばきに壊されて、じゃじゃーん、時平登場。んが、見てない。。 視界にうっすら映る時平は、松梅のデカサに引きかえてちっちゃ〜い。ポケモンの 一種類みたいだあ。(と、しっかり見てないのに無責任に。。(^-^;)で、結局、 社が穢れるから見逃してやれとの時平の声に、とーちゃんの賀の祝まで命をとる のは勘弁してやっかと訳わからんうちに、3人揃って、んがああっとポーズ決め てチョン。なんか、たのしいいい。なんせデカイ。梅桜がかぶってる笠もでかけりゃ、 差してる刀もでかい。松くんのヤリもこれデカイ。つーか、この人たち、車を引く牛 より絶対デカイで。
賀の祝−−− 千代ちゃん、春ちゃんが舅白太夫の賀の祝の準備をしつつ、白太夫慈愛の三兄弟 にちなむ松梅桜の木に見とれたりして、千代ちゃんby「やっぱり、こちの人の松 が一番・・・あれ・・梅も桜も、おっと、よしよし。」はまりました。このセリフ。 千代ちゃん、きゅーとよ〜。それにしても、亭主どもは遅いのぉと案じていると、 出たっ。 ズシンズシンと花道を。
白塗り大魔神松王が〜。なんか、春ちゃんにイヤミ かましつつ、とこうするうち、梅くんが。車引のときよりは、ちっと紅隈が減少の この顔が、またキュート。 席番的に真正面にきちゃった時はどーしよーかと。なんせ、あのお目目きらきらはす ごいのよね〜。 なんつーの、人間じゃないもんと見つめあってるようでドキドキしちゃうのさ。 で、楽しみにしてた兄弟喧嘩。 たのしーたのしーたのしーたのしーたのしー。ああた、アタシの生きてき た少なくない人生で、ネコチクショー(差別のココロは無いんだけど、差別用語だか らカタカナに)なんて、初めて聞きましたわ。あの5m松王をもおそれず、チョース トレートに挑発していく梅くん、ああたはエライ。。お、立ったよ立ったよ、あ、刀 に手かけたよ松くん、どーなる?どーなる?ズシンズシン。(カイジュウかよっ。) で、どっちかが火でも噴くのか?というほどのど迫力。それでいながら、かわいい。 嫁ズの必死のとりなしに、とーちゃんの賀の祝が済むまで、刀抜くのはやめとこかと、 手にとったのは米俵。リズミカルに様式美な俵喧嘩してるんだけど、きっちり段取り どーりにちょー特大お手玉でも弄んでるよな、怪獣兄弟二匹。 と、とーちゃん丹精の桜の枝が折れているではあーりませんか。 おーまいがっ。そらその桜折ったのは梅王おまえよな。 ふんごー。おまえじゃ〜。いや、おまえじゃ〜。(エンドレス)そして、ウワサの 「おいらは知らぬおいらは知らぬ〜」このセリフは梅くんに軍配。 だってさ、確かにかわいいけど、可愛すぎて、このセリフはやっぱ役者といえども照 れちゃうんだって。戸板康二氏の本によると。んが、梅くん、自然すぎ。対する5m松 王も、役になりきってはいたもののやっぱり、直情ストレートの梅くんと比べると、二 声目がちと小さかったような。でも、松王としてはあれでいいのかもね。
しかし、いいバランスだわ。梅王吉さまも観たいなあと思ってましたが、やっぱ、團 十郎さんが一座してんなら、そりゃ、團十郎さんが梅王で、吉さま松王がベストだわ。 と、心底納得いったのでした。 そして、とーちゃんがやってくるのが見えて、慌てて、袖いれろと嫁ズに指図、嫁と りちがえて、こっちじゃないわーい(だったかな?大意)って、大笑い〜。 アタシ、文七元結より笑った〜。こーいうのが好き〜。 と、白太夫がやってきて、梅松ともに書状で願い事をして、勘当されちった松くんは、 いきなり花道ぎわで大人っぽくなっちゃってど迫力な朗々としたセリフを吐いて、千 代ちゃんを伴って去っていくのでした。そして、その後も、振袖八重ちゃんや、切腹 覚悟桜くんが出てきて悲劇の世界になっていくのですが・・・ すみません。。。力入れすぎて観てたので、松くんが去ってから気絶してしまいまし た。。嗚呼・・・ 高合引に腰掛けてるときも、親指ぴょんと立ててる巨大にかあいい松王丸くんを堪能 しました。 寺子屋感想文はまたね〜。  2002年 2月 4日 夜
寝ても醒めても表紙へ