呆然・・・

 3月 3日 紀尾井小ホール 2列 6番
 ほぼ一年ぶりの紀尾井小ホール。〜播磨屋芝居四方山ばなしPart2〜 はい。楽しみにしてました。四月までの禁断症状の緩和、および、素顔の吉さまの“お話”を聞ける というミーハー心たっぷりさで。 ・・・ねーねー、“トークショー”だよね?ああた。去年も衝撃的に驚かせてくれた “トークショー”ですが、今年も驚かされましたわ。去年はいい意味で。今年は悪い意味で。私にと っては。ってことなんですけどね。 そら、芝居の舞台じゃないから、素の吉右衛門としてのお話を聞けたってこと、舞台以外の素顔を見 られたってことで満足な方もいっぱいいるでしょ。が、私にとっては大枚のチケット代。それは “トークショー”という舞台で中村吉右衛門という役がらを演じる吉さまを見たかったのであって、 けっして、

鬼平の朗読会に行ったわけではなーい!
 落ちつけ自分。どうどう。ええ、第1部の後、15分の休憩が入り、第2部へいたる2部構成の “トークショー”のはずでしたの。ええ、ええ、司会進行は去年と同じ(たぶん)和服姿の女性で 第1部の35分は、お茶目でシャイで自虐的謙遜の塊、そして、頑固な役者、そして、良きパパ、 良き夫、の中村吉右衛門演ずる中村吉右衛門で満足でしたわ。が、休憩15分の間に去年のような 観客の質問アンケート記入もなく、「どんな構成なんかなぁ?」と思いつつ、迎えた第2部
 暗転の中に流れるインスピレイション。あの鬼平のラストに流れるやつね。うっすらと明るくなっ て、左右に屏風が。真ん中に障子戸を模したセット。その障子戸に映る眼鏡着用吉さまのシルエット。 聞こえてくる朗読の声。このへんまでは「ほほお。今年も朗読かぁ。でも、鬼平じゃ意外性はないな ぁ。でも、朗読なんてそう聞く機会はないし、いいか」などと余裕かましてましたのさ。効果音の使 い方もかっこいいし、何より、すべての役がらを声だけで演じわけていく吉さまは素敵でしたのさ。 どこかでキリをつけて、後半トークに入るのだろうと思っていたうちは。  あ、ずっと障子の陰にいらしたわけではないの。冒頭部分を読み終えて、表に出て、赤い緋毛氈 のかかった床几に腰掛け、楽譜台みたいのに台本くらいの大きさの本を置いてね、眼鏡着用で朗読 されてましたの。 が、終わらない。延々と続く鬼平朗読。それは「谷中いろは茶屋」 長い。終わった。
 時計を見ると16:00 ま、ま、ま、まさかこれで終わりってこたぁ???締めに10分くらい はお話なさるよねぇ。。との願いも虚しく、まさに終演な感じの観客の拍手。そして、司会進行の おねーさんが、桃の花の目立つでっかい花束を贈呈。「ありがとうございました」と頭を下げて引っ 込んで行ってしまう吉さま・・・ そして、司会進行おねーさんが、本日はありがとうございました。鬼平犯科帳は四月より5週に渡っ て放映されます。と締めた。
・・・・・
マジ???
いや、鬼平朗読が嫌だって言ってるわけじゃないのよ。確かに上手い。そして、すべての登場人物 を声のみで演じ分ける吉さまを見て「いつか、吉さまの一人芝居が見たいなぁ」とも感じ入ったのよ。 が、くどいようだが“播磨屋芝居四方山ばなし”でしょ?“トークショー”でしょ?すべてを晒け出 してとは言わない。そんなことは誰にとっても無理。でもさ、“播磨屋”“芝居”“四方山ばなし” なんでしょ?ねー?ねー?ねー?くどいか・・・
 つーわけで消化不良だわ。欲求不満だわ。素の姿を拝見できて嬉しかったわ。トーク部分ではお茶 目だったわが走馬燈のように駆けめぐり、気持ちを落ちつけるために帰宅してから文庫本読み返しを おっぱじめてしまい、今までかかって「ロスノフスキ家の娘」上下巻を全読しちゃったわよ。
 吉さま。あなたが舞台で一番光り輝くことはファンは皆知っている。  吉さま。あなたが口下手だ、人嫌いだ、対人恐怖症の気味があるとことごとくあちこちで公言して  らっしゃることも知っている。
 が、しかーし!仕事として“トークショー”と銘うってあるからには“トーク”してくださいな。 歌舞伎の舞台の俺だけを見てくれ!ならそれに徹してくださいな。やる気ないなら“仕事”として 引き受けないでくださいな。鬼平の朗読だけを聞かせたいのなら鬼平の朗読会としてチケット販売 してくださいな。鬼平を朗読することに意外性も感動を与えることもできないでしょ?珍しいわぁ と感心することはあっても。そして、なんで「谷中いろは茶屋」を選んだのかもわからんし。 朗読そのものは上手いけれども、トークショーとしては明らかにやる気なさすぎ。 吉さまお願い。歌舞伎の舞台がお休みでお休みの間に温泉行ってぼーっとするのは全然かまわないの。 かまわないんだけど、仕事として引き受けてチケット代とってるならちゃんっとお仕事してください な。常日頃公言してる口下手、話しするの苦手、対人恐怖の気味があるを実践したいなら、
トークショーなんて引き受けんな!
 再度、落ちつけ自分どうどう。 で、第1部のトーク部分を書く前に炸裂しちまいましたわ。人それぞれだから、楽しんで会場を後 にした方々は愚か者よのと笑って通りすぎてくださいな。悪いコーフンの仕方してるんで、続きは また。。。
 2001年 3月 4日 2:52
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