100%正しいこと
歌舞伎座 9月 3日 14日、26日 夜の部
なんてないよね。あたしなんか、目の前の欲望にとっても弱いので、虎三郎さんのいうことがいちいち、 ご無理ごもっともでも、なんかシラケちゃう。 机上の空論とでもいうのかな。過度な犠牲的精神はファシズムを生む。 教育は大事だ。学ぶことは大切だ。でも、この米百俵が分配すれば一人頭、一日、二日で無くなってしまう 量でも分配されていれば、その日だけは家族そろってニコニコ幸せにすごしたことを一生の宝物として大 人物になる子供がいたかもしれない。一日の糧は人間にとって学校よりも大切だ。という考えもあるだろうし。 すべてが完全に正しいこと、もの、なんて有りえないけど。結局は選択の問題なのだけれども。 貧乏はしょうがないが、貧乏臭いのはいただけない。 私が素直な心の持ち主ならお芝居なんだと割り切って素直に感激したかもしれないけど。 危ういとこまでいくのよ。もーミクロン単位で大力説の虎三郎吉さまに説得されそになるの。でも、やっぱり、 最後に「長い夜が明けるのぉ。。」としみじみ言われちゃうと・・・ 私にはやっぱり受け入れられない。発表当時“反戦思想的作品”だとして発禁になった原作だそうなんだけど、 文庫本にもそのことは書いてあるけど、実際、今の時代に読んでみて私にはとても反戦の意識がある戯曲とは 感じられない。一読したときはまるで反対に戦意高揚作かと思ったもん。 反戦ということならクマちゃんのが一萬倍は感じさせてくれる。 「常在戦場」 常に戦いの場にいるがごとく、緊張して切羽詰った心構えでいよ。ってことなんでそ?勝つためには。 ひもじいなんて、ひーひー言うなと。 議論の妙味ってものあんまりないし。。。藩士が煩い。怒鳴れば力説かといえばそんなことないと思う。 も少し大人の芝居として見たかった。吉さまも無理強いな説得のため、泣きすぎと力みが見えた。 なんせ、くどいようだが 貧乏はしょうがないが、貧乏臭いのは好かん。 役者がぜーんぶ腹減ってるように見えん。という実際的な問題もある。部分部分では、あんた本職かい?って くらいの、扇子作り内職に励む孝太郎=おそでさんがいっち自然によかったです。 貧乏はしょーがないが、貧乏臭いのはやだ。 そしておみしゃんは臭い! と虎三郎吉さまのセリフをもって米百俵の感想とかえさせていただきます。
9月 27日 夜
寝ても醒めても表紙へ