キュリオ展とトークイベント
心からの感謝を。Hさんへ
2月 13日 銀座キュリオ 開場13:15、開演13:30のトークイベント『播磨屋芝居噺』12:30頃に会場へ 到着。うっひょー!並んでる〜。抽選100名なので定員以上は来ないはずなのに前の方の席 を確保するためでしょうな。他人さまのこたぁとやこう言えませんが最前列方面のご婦人方の 熱気がちょっぴり怖かったっす(^^;お顔と声にうっとりしていようと思ったのですが、ところ どころ印象に残るところはメモってきましたので、内容、順序等実際と違うところが多々あり、 抜けてる箇所もありましょうが・・・無礼の段、平にご容赦!
赤と黒と青の竹のオブジェの配されたこじんまりとした会場。スタッフの人がテーブルにオレ ンジジュースを2つ置いている。ストローつき♪ふむ、やはり誰かが聞き手になり2人で進行か。 ほどなくしてキュリオのスタッフと思われるオネーサンが開催の辞を述べる。ほほお、このオネー サンが司会進行かな?と思いきや!な、なんと今、噂の中村江里子さんが司会進行聞き手さんでし た。吉さまの好みか?それともキュリオサイドの好みか?鬼平がらみのフジテレビからの使者か? などと余計なことを考えてしまいました。で、「中村吉右衛門さんです!拍手でお迎え下さい!」 と黒いスーツで吉さま登場。真っ黒ではないの。灰色を含んだような微妙な黒。白い髪。うっしし♪
まず、江里子アナが歌舞伎に興味があってもちょっと何ていうか怖い感じがして・・・と。ほほ お。敷居が高い。とかとっつきにくい。とか言いたかったのだろうが、なるほど「怖い」ね。そ う感じる人もおるかもしれん。 吉さま:いやぁ、気軽に観ていただけば。全然そんなことありません。眠くなったら寝ていただ いていいですし、寝られるだけその役者がうまいということですから・・(笑)あと、衣 装や色彩に興味を持って観ていただいてもいいですし。 江里子アナ:ハァそうなんですかぁ。あ、全然違うことなんですけど、そちらのお客さま(会場 向かって右側の人たちには吉さまの横後ろ頭しか見えないのに対し)吉右衛門さん のお顔が見えませんよね?途中で位置を交替しますので。 吉さま:あ、そうなんですか。はぁ・・ハハハ。 江里子アナ:でもどうなんですか?寝てもいいとおっしゃいますが舞台から客席のお客さまって 見えますよね? 吉さま:ええ、はい。3階の方まで見えます。あ、今日はつまらなそうだなとか、今日はお具合 が悪そうだとかはっきり見えます。 江里子アナ:そうなんですかぁ。目が合って照れたりなさいませんか? 吉さま:はい。照れます。僕は対人恐怖症のところがあるものですから。。ま、お芝居なら役に なりきって目のいどこもしっかりしておりますが。 江里子アナ:え!でも、劇場でそうなら今日のこの会場のお客さまとのようにこんなに近くにい て大丈夫なんですかぁ? 吉さま:ハハ。いやダメです。緊張しております。汗かいてますよ。人前で何かしたり、話した りするのが得意ではないものですから。 江里子アナ:聞くところによりますと絵描きさんになりたかったとか? 吉さま:絵は好きでしゃべったりせず、一人で集中できますから好きですねぇ。馬場さんの訃報 を新聞で読みまして、引退後の夢はモンマルトルの道ばたに座って絵を描きたい・・・と。 それを読んで涙が出てきまして。役者に引退はございませんが憧れますですねぇ。 江里子アナ:大きくていらっしゃいますが、やはり舞台では得ですか? 吉さま:・・背が高いと待ち合わせにいいですね(笑)探さなくても、目線が高く頭ひとつ出ます から。そうですねぇ。小さい方が大きく見せる技はたくさんあるのですが、大柄な者 が小さく見せる技はないんですねぇ。立役で膝を折って背をぬすむとみっともないで すし。藤戸の舞台を普通の劇場でというお声もあるのですが、宮島では自然の背景で さえぎるものが無かったからいいですが普通の舞台は難しいですねぇ。 江里子アナ:さきほどから気になっていたのですがそろそろ場所を交替いたします。 吉さま:お待たせしました(笑)こんな顔でございますが・・・ 江里子アナ:鬼平としてのイメージについてですが? 吉さま:ええまあ。役者として名前を知られたことは素晴らしいことですね。役者なんて知られて なんぼみたいなとこがございますから。ええ。でも鬼平だけの吉右衛門では初代に申し訳 ないですから・・鬼平の吉右衛門が先行していますので、歌舞伎の吉右衛門にならなくて は・・ 江里子アナ:ところで鬼平ということで、これだけは伝えてくださいと頼まれまして、男性ファン が多いですね。吉右衛門さんとこうしてお仕事すると言ったら、ものすごく羨ましが られまして。ほんとに熱狂的に大好きだ!みたいな。 吉さま:え゛あ゛ハハッ!ゴホッ!失礼。(妙に受けてしまい後ろを向いて鼻をかむ) そういう趣味はございませんので(笑) 江里子アナ:あ、あの、そんなあやしい意味ではなくて。ほんとに男として憧れるというか。 吉さま:ありがたいですねぇ。女性ファンもありがたいですが、はぁ。何と言いましても鬼平の魅 力は池波先生の力で、ある種のスーパーマンですから。スーパーマンなのに情もあり、人 間臭いという、その魅力でしょうね。僕だって憧れますもの。全然、凛々しくもないし、 役者なんて人真似していくらのものでして、もうほんとに女々しい男でして。娘たちに言 わせたら、もう、オジンだのダメオヤジだのと。それはめちゃくちゃ言われますから。 ですから、こちらも反撃して、「おまえたちはムダめし喰らい、その1、その2、その3、 その4だと。長いからその1、2、3、4と。・・けなすだけではダメですので、そのあ とすぐこっちが「その元1、その元2」とフォローしております。そうすれば娘たちは納 まりますので。だから親になるのは大変です。 (↓どーしたきっかけでこの話題になったか不明。ごめん) 吉さま:女性崇拝者ですので、女性がいないと生きていかれないですね。 江里子アナ:え?それは本心ですか? 吉さま:ええ(笑)けして肉体的なことばかりじゃなく、マザコンなのかもしれませんねぇ。精神 的にサポートしてもらっていろいろ相談したり、女性がいないと。。だって、役者の世界 なんて良く言えば繊細な、悪く言えばグジュグジュした・・わかりやすく言うと毎日鏡に 向かって「今日は眉がうまく描けねぇなぁ」なんて、これ言葉を変えたら「今日は眉が上 手く描けないわぁ」なんて。ハハ。男性ばかりなのに、おおよそ男性的でない世界ですから、 プライベートでは本物の女性に囲まれていたいです。 江里子アナ:パックとかされますか? 吉さま:え゛? 江里子アナ:あのいっつも白粉をつけて荒れるのじゃないかと。白粉は肌に悪いのじゃないですか? 子役の頃から、全部自分でなさるんですよね。 吉さま:さあ、どうなんでしょうねぇ。えっと、爪見てください。ぴかぴか光ってるでしょう?男 のくせにマニキュアしてるのかとか、磨いてるのかとか、キザだと言われるんですが、何 もしてないんですよ。白粉で磨かれるというか磨耗しちゃうんでしょうね。・・パックは しません・・はい。初舞台の頃などはお弟子がしてくれたりしますが(顔の拵えのこと) 9〜10歳の頃には全部自分で顔はします。 江里子アナ:最後に歌舞伎の見所、今後のご予定など。 吉さま:例えば、梶原では本身の刀を使用してるんです。届けを出しまして。歌舞伎の小道具は本 物を使うことが多いです。立ち回りのあるときなどは本身は使いませんが、そうでないと きは大体本物が多いですね。ですから扱いも丁寧になりますし、気をつけないと怪我をす ることもございます。・・ええそういう本物に興味を持たれてもいいかもしれません。 えー、演舞場の鬼平は4年振りです。4月には中村会があります。これは何か新作をとい うことはございません。そして9月頃には新作(初役)をやりたいなぁと。いえ、まだま るで決まっておりませんが、未定でございます。初代がやった五右衛門のつづら抜けで宙 乗りのようなものをやりたいと。宙乗りしないで、つづらから抜けて花道を引っ込んでつ づらだけふわふわ浮いていたんですがね。(初代は)臆病でしたので。そんなものができ たらいいなぁと思っております。
たぶんこんな感じだったような・・・言い方は違っても主旨は違っていないと思います。 吉さまの謙遜の塊&シャイなユーモアの片鱗なりと伝われば幸いです。キュリオ展の展示内容は しばしお待ちくださりませ。(私はかめ・・・(^^;) 寝ても醒めても 表紙へ HOMEへ